まごころ138の日記

愛知県一宮市で高齢者向けの配食サービスを行なっております。

フランチャイジーあきらの感謝したいこと 後編

2020年1月

開業から8ヶ月目でようやく初の黒字になりました。

約14,000円

 

たったの14,000円ですが私達、夫婦にとっては大きな14,000円でした!!

 

ただ、この頃から少しずつ問題が出始めてきました。

 

2人での限界!!

 

この仕事は

  • 盛り付け
  • 袋詰め
  • 仕分け
  • 配達
  • 調理器具洗浄
  • 食器洗浄
  • 発注
  • 翌日準備

などなど当たり前に仕事量が多いのです。

特に、配達に関しては1人で出来る限界が決まっていて、

そろそろ限界が近づいてきていました。

 

お金は借りたばかりだったので多少の余裕はある!

よし、バイトを雇おう!!ってことで無料で掲載できるインディードに登録しました。

すると、なかなか早くに応募の連絡がきて、一気に2人を雇うことに決めました!

 

ここからまた赤字が続くことになります。

 

さらに、バイトを雇うことにより多少の人間関係が発生し

その頃から妻と衝突することが多くなってきました。

 

  • お金がない
  • 時間もない
  • 休みもない
  • 会話もない
  • 余裕もない

 

無いことづくしだったので

妻は常に精神的にも肉体的にも限界ギリギリで生活していたのだと思います。(今も)

 

私はと言うと、特に苦痛に感じることもなく生活しているので

元々、頭のネジが2、3本が外れているんだと思います。(今も)

 

 

そんなある日、寝ていた私は

ガシャンっていう大きな物音で目が覚めました。

隣には、いるはずの妻の姿がない!

 

何事かと思い、周りを見るとキッチンの電気が付いていたので

キッチンに向かうと冷蔵庫が半開きになり、ペットボトルの水が床に転んでいて

冷蔵庫とシンクの間で妻がうつむせで倒れていました。

 

妻のそばに駆け寄り、

「大丈夫か?」と声をかけました。

妻は意識を失っており、まるで眠っているようでしたが

何度か声をかけると妻の意識が戻り、第一声が

「喉渇いた、水飲みたい」だった。

 

倒れた記憶が無いみたいで、キョトンとした表情だったので

私はグラスに水を入れて妻に渡しました。

 

妻は水を飲み、立ち上がろうとしたが

フラフラだったので、私と一緒にベットに向かいました。

 

私は、何が起こったのかを知ろうと、キッチン周辺を見まわしたが、

特に手がかりはありませんでした。

 

唯一、見つけたのは、コードの切れたiPhoneのイヤホンと謎のプラスチックの破片

(のちに判明したことはプラスチックの破片は冷蔵庫の扉の内側でした)

 

私も落ち着くために水を飲み、妻のいるベッドに向かって

もう大丈夫かな?と思い、眠りに入ろうと思ったら

妻が「顔が痛い、頭が痛い、気持ち悪い」などと私に訴えかけました。

 

私は冷たいアイマスク、凍らした保冷剤などを妻に渡して、

一緒に横になりながら様子を見ていたのですが

しばらくしても妻は「痛い、痛い」と訴えかけるので

私は「病院に行く?」と聞くと「行く」と妻が答えました。

 

夜間にやってる病院を検索してみると市民病院が出てきたので

市民病院に電話するとコロナの影響らしく夜間営業を休んでるみたいで電話に出ない

 

「マジか」と思い、他の病院に電話すると、電話に出てくれて受け入れてくれるとのことだったので、お互いに服を着替えて、保険証、お金の確認をして病院に出発しました。

 

病院に到着後、受付を済ませ

待合室は1組の家族がいるだけで空いていました。

 

すぐに名前を呼ばれて先生に状況説明

その後、尿検査、エコー、CT検査を受けました。

 

結果を聞くと、尿検査や脳に異常は無いとのことでした。

ただ、左目あたりの骨が骨折していて血がたまっていると!!

 

緊急手術とまではいかないが月曜日に形成外科に行くように指示され、痛み止めだけ貰い帰宅。

 

 

翌月曜日に病院に行くと「手術が必要」と言われ次週の日曜日に入院、月曜日に手術となりました。

 

妻は妻で大変でしたが、私は私で大変でした。

 

それまで配達以外は2人でやっていたのですが、その日から1人でやらなければならなくなりました。

 

2時半に起床、3時には作業開始

アルバイトや親、妹にも手伝ってもらい21時ごろに帰宅

シャワーを浴びて、食事を済ませ、23時前には就寝

こんな生活が続きました。

 

幸い、日曜日を休みにしてたので、朝はゆっくり寝て

昼からは翌1週間の仕事を少しでも終わらせる努力をしました。

その結果、妻が休んでいる間も何とか1人で乗り切りました。

 

妻の手術は無事に成功して、手術から3日後の木曜日には退院しました。

退院後も絶対安静と言われたので、私の生活は相変わらず早朝深夜から夜まで仕事漬け。

ただ、私の体は案外と丈夫に出来ており、睡眠不足ではあるが、肉体的には問題なかったのです。

 

妻の退院から1週間が過ぎた頃、妻も少しは仕事を手伝ってくれるようになり、

私の仕事も少しだけ楽になりました。

当たり前の事ではあるが、やっぱり1人で仕事をするよりも、2人で仕事をした方が早く終わるし肉体的にも精神的にも負担は減る。

何より、家に帰った時に妻がいるのと、いないのとじゃ全然違う!!

 

私は今まで、妻にお金を借りて、仕事を手伝ってもらい、それを当たり前に生活してました。

(私ってクズ男?)

でも、それは当たり前ではなく、特別なことだったのです。

(今更ですが、やっと気付きました)

こんな、お金も無く、人としても未熟で、自由気ままに生きている私と

(本当に最低な男でごめんなさい)

ずっと一緒にいてくれている妻の事、本当に感謝してます。

 

今まで本当にありがとう

 

そして、

これからも、こんな私ですが

よろしくお願いします。